使う程に手に馴染む万年筆、世界で愛されるペリカン スーベレーンM405

皆さん筆記具は何を使われていますか?

今話題に上るのは割とボールペンが多いですね。

 

僕も普段使いには、手軽なボールペンを使用しています。

ジェルインクや水性インク、最近ではペン先の太さも以前は考えられないくらいの極細や極太が販売されいています。

 

僕はプライベートでは万年筆も使っています。

万年筆と言うと身構えてしまう方も多いと思いますが、慣れると普段使い出来ますし文章への思い入れも強くなります。

 

今回は世界でも有名な万年筆であるペリカンスーベレーンM405を入手したのでレポートします。

 

 


超軽量でバランスの良いスーベレーンM405

皆さん万年筆を使った事はありますか?

 

僕が所持している万年筆はウォーターマンのカレンやレタロン、45年前に入手したシェーファーや父の遺品のパーカーなどです。

ウォーターマンやシェーファー、パーカーはどれも金属軸、かなりの重さがあります。

 

今回は軽量でコンパクトペリカンスーベレーンM405を入手しました。

スーベレーンM405を手にして最初に感じたのが「小さくて軽い!」でした。

 

以下の写真は重量級で大き目の万年筆「WATERMAN L'ETALON」(ウォーターマン・レタロン)と並べてみました。

 

僕はわざわざ重めの万年筆を選んできましたが、この軽さはちょっとしたカルチャーショックでした。

 

ペリカンのスーべレーンシリーズは番号で区別されています。

この番号は軸の大きさを表し、数字が大きくなる程に軸のサイズが大きくなっているのです。

 

また、それぞれに5種類のペン先が用意されています。

 

 

万年筆の中にはパーカーのインジェニュイティ 5THシリーズの様に、ボールペン感覚で使える新世代の万年筆も登場しています。

 

ドイツの筆記具の老舗、ペリカンとは

ペリカンは精巧なペン先に完璧なインクフローと、万年筆業界でも屈指の技術力で絶大的な信頼を寄せられる、ドイツの老舗筆記具メーカーです。

1838年に宮廷画家を父にもつ科学者カール・ホーネマンが創業。 1929年より万年筆の販売を開始しました。

 

以下はPellikan社のHPからの抜粋です。

ペリカン-幅広い製品で信頼のできる筆記用具ブランドです。 我々は常に伝統と数十年の経験を意識して参りました。それが万年筆、ローラーボールペンまたはボールペンに関わらず、他にない唯一の筆記用具ということです。

あなたが洗練されていて優雅なものをお探しなら、それをペリカン製品から見つけることができるでしょう。ペリカンの伝統的な高級筆記具は、ブランドの品質と芸術的な優雅さを合わせもった高品質な製品をそろえています。

“コレクション”より、ペリカンは最も洗練された筆記具をご紹介します。インクコレクションやレザーケースと同様にリフィル、コンバーターやカートリッジといった製品もご覧いただけます。

機能的でデザインにも優れた完璧なコンビネーションのペリカン製品に魅せられてみませんか?

 

 

写真で見るペリカン スーベレーンM405

ここからはペリカン スーベレーンM405を写真で見ていきましょう。

 

・パッケージ

先ずはパッケージです。

こちらは「ギフト化粧箱入りボトルインク付」なので、かなり大きいです。

・内容物

内容物は以下の通りです。

・ペリカン 万年筆 スーベレーンM405 シルバーホワイト / F(細字)

・ボトルインク

・取り扱い説明書

 

・付属のインク

付属のインクはペリカン純正のroyal blueです。

キャップにもペリカンのロゴが刻印されています。

 

M400とM405の違い

今回入手したのはスーベレーンM405ですが、定番と言えるのはスーベレーンM400です。

 

M400M405の違いは装飾部の素材です。

 

M400は、金属の装飾に金が使用されているので、とても豪華に見えます。

 

それに対してM405金属部分にロジウムが使用されていてるので、落ち着いた雰囲気があります。

ロジウムとは

ロジウムは、プラチナの仲間で銀白色で光沢があります。ジュエリーなどのメッキ加工などにも使用されることも多く、固くて耐食性が強い金属です。

(スーベレーンシリーズには「M400M600M800M1000」がありますが、その全てに「M405M605M805M1005」シリーズが存在します。)

 

ではスーベレーンM405本体を見ていきましょう。

 

・軸部分

このモデルはM405 シルバーホワイトなので、スーベレーンの特徴である縦縞は美しいパールホワイトです。

 

キャップ部分もホワイト。そして装飾部分はロジウムです。

ホワイトとロジウムのシルバーの組み合わせが落ち着いて見えますね。

 

キャップを付けた全長は、約147mmです。

 

キャップ装着時のバランス点は以下の写真の場所になります。

 

キャップの頂点にはペリカンのシンボルマークが刻まれています。

 

・ペン先

ペン先にもペリカンのシンボルマークが刻印され、繊細なラインなどで美しく装飾されています。

因みにこのペン先は「F」(細字)です。

 

ペン先の裏側はゴムの凸凹が装着されています。

 

・インクの吸引方法

スーベレーンM405のインクタンクは吸引式です。

 

ウォーターマンなどのインクタンクはカートリッジ式で、インクカートリッジと吸引ポンプを付け替えることが出来ますが、このスーベレーンM405はタンク内臓型なのでカートリッジなどは使えません。

 

吸引方法は簡単です。

ペリカン スーベレーンのインク吸引方法

・本体軸の上部にホワイトの部分があるので、そこを時計回りに回す。

・ペン先をインクボトルに浸けたら先ほどの部分を反時計回りに回す。
するとスポイトの要領で、ペン先からインクが軸内のタンクに吸引される。

・ペン先をティッシュで拭き取る

 

スーベレーンM405の書き心地

さて、実際にスーベレーンM405で文字を書いてみましょう。

スーベレーンM405は軽量でバランスが良く、とても軽快に書き続ける事ができます。

 

割と軽量であるパーカー(21g)と比べてもスーベレーンM405は(16g) の重さしか無いのです。

パーカー

ペリカン スーベレーン

 

スーベレーンM405はバランスが良く、キャップを後ろに付けたペンの重心がほぼ中心にあるのでとても書きやすく感じました。

パーカーと比べてみました。

パーカー

ペリカン スーベレーン

 

軸がとても軽いので、書き手によっては余分な筆圧が必要だと思えるかも知れません。

 

ペン先は程良い弾力があり滑りが良く、書いていてもペン先が捩れる感覚は殆ど無いです。

スーベレーンで書いた文字は、スーベレーンで書いたと直ぐに分かる独特なインクの乗り方(出かた)をします。

 

安い万年筆のペン先はどちらかと言えば硬めの物が多いので、スーベレーン405Mに持ち替えるととても滑らかな書き味に感動する筈です。

 

見た目も美しいペリカンスーベレーンM405はプレゼントにお勧め

ペリカン スーベレーンM405はスーベレーンシリーズの中でも軸が細めなので、手の小さめな日本人なら男女問わず使い易いと思います。

 

普段はボールペン派の方も、ぜひ一度このペリカン スーベレーンM405を手にして頂きたいです。

きっとその軽やかな書き心地に満足出来ると思います。

 

万年筆は以前は入学や就職のお祝いなどに送られていました。

しかし現在では紙に書く事が減り、アナログな筆記具の出番が少なくなっています。

 

年賀状の宛名書きやちょっとした手紙などに万年筆を使う事で、自分の気持ちが相手にダイレクトに伝わると思います。

 

そして使い込めば使い込む程に手に馴染む自分愛用の万年筆を探すの、はとても楽しいものです。

以下は僕がとても気に入っている、とても美しい「WATERMAN CARENE」(ウォーターマン カレン)と並べました。

 

こちらもお気に入り、45年ほど前に入手した「SHEAFFER IMPERIAL SOVEREIGN」(インペリアル ソボリン)とのツーショットです。

 

ペリカン スーベレーンM405は小型なので、女性やお子さんへのプレゼントとしても最適です。

 

皆さんも愛用の万年筆の候補としてペリカン スーベレーンM405を使って、その素晴らしさを体感して欲しいです。

☆ねわげ

今回紹介した製品へのリンク

こちらが今回紹介したペリカンのスーベレーンM405です。

 

こちらは定番である装飾部が金のペリカンのスーベレーンM400です。


ウォーターマンのカレンです。


このカレンのシリーズは万年筆だけでなくボールペンやシャープペンシルも人気があります。

カレンのボールペンの広告


ボールペン感覚で使用出来る、パーカーのインジェニュイティ 5THです。

 

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