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目次
「ヨゲンノトリ」は「アマビエ」と並ぶ疾病予防の代言者か?
コロナウイルスの拡大は日本だけでなく世界経済に大打撃を与えています。
僕も仕事柄、常にマスクを装着し消毒を心掛けています。
ところで日本政府公認の妖怪がコロナ感染防止のキャンペーンに使われています。
その名は「アマビエ」。
皆さん、下の画像を見たことはありせんか?
これは江戸時代の瓦版「現在の号外」です。
「アマビエ」とは江戸時代後期、肥後国「現熊本県」に海中から突如として現れました。
「アマビエ」は役人に対して「私は海中に住むアマビエと申す者なり」と名乗り、「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と伝えたとの事です。
こちらがその「アマビエ」を使った政府のポスターがこちらです。
「アマビエ」のキャラクターグッズは沢山作られているようですね。
ところで僕の地元の山梨県でも、何と同じ様なキャラが存在するのです。
その名は「ヨゲンノトリ」
一体どんな鳥なのでしょうか?
「ヨゲンノトリ」ってどんな鳥?
以下の画像を見てください、双頭のカラスの様な姿がありますね。
しかも左右の頭の色が違うのです。
これが山梨県に伝わる「ヨゲンノトリ」です!
この鳥が書かれている文献の名前は「暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)と言います。その中に「ヨゲンノトリ」の由来が書かれています。
この文献は現在、山梨県立博物館にあります。
暴瀉病流行日記の記述
暴瀉病流行日記とは、市川村(いちがわむら、旧八幡村、現山梨市)の名主(なぬし)、喜左衛門(きざえもん)が記した日記です。
安政5(1858)年、長崎で発生したコレラが、7月には江戸に到達し、同月後半、甲斐国でも感染が拡大していきました。その事が記述されています。
喜左衛門はその年の8月初頭、この「ヨゲンノトリ」の噂話を聞いたようです。
暴瀉病流行日記の記述
その噂とは...図のような双頭の烏が、コレラが流行る前年の12月に加賀国(現在の石川県)に現れました。
そして「来年の8月・9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起こる。それについて、我らの姿を朝夕に仰ぎ、信心するものは必ずその難を逃れることができるであろう
」と伝えたと言うのです。
これはまさに前出の「アマビエ」と同じパターンではありませんか!
日本人とカラス
「ヨゲンノトリ」は双頭のカラスに見えますね。
日本では昔から「烏(カラス)は神の使い」と言い伝えられています。
その中でも非常に有名なのが「八咫烏」(やたがらす)です!
八咫烏のアイコンは、色々な場所で使われています。
カラスはとても頭が良い鳥です。
ですから八咫烏はこうやって色々な場所でアイコンとして使われているのだと思います。
でも現代人はカラスが余り好きでは無いみたいです。
例えばゴミを荒らしたり人を威嚇したりするからなのでしょうが、やはりその頭の良さを現代人が疎ましく思うからかも知れませんね。
「ヨゲンノトリ」をコロナウイルスなどの伝染病の御守りに!
「ヨゲンノトリ」はあくまでも「大昔の噂」だと思います。
しかし日本人はこのような「実際には存在しない(かも知れない)畏敬の動物からの警告」を受けたと記し、自分たちの軽率な行動を戒めていたのでは無かったのでしょうか。
現代人の我々もこの「ヨゲンノトリ」や「アマビエ」を見ることで、疾病に打ち勝つ心を培いたいと思います。
以下にiPhone などのスマホのトップ画面などで使えるサイズの「ヨゲンノトリ」を作ってみました!
下の写真の様に使ってみて下さい、僕は御守りとして使っています。
また、山梨県立博物館の「ヨゲンノトリコーナー」から「ヨゲンノトリ」のペーパークラフトがダウンロードできます。
皆さん、このペーパークラフトを作成して朝夕に拝み、信心してみては如何ですか。
そしてコロナウィルスの災害を乗り切りましょう!
☆ねわげ
「ヨゲンノトリ」のキャラクターグッズ
「ヨゲンノトリ」のキャラクターグッズは幾つか出ています。
その中の一部を紹介致します。
山梨の酒蔵の純米酒です!
ヨゲンノトリやアマビエのはんこセットです。
ヨゲンノトリの缶バッジです。
ヨゲンノトリやアマビエの団扇セットです。