Hubsan H122D X4 STORMでレーシングドローンを体験しよう!

今回はレーシングドローン入門機のHubsan H122D X4 STORMを紹介したいと思います。

 

このHubsan H122D X4 STORMは入手しやすい価格でしかも使いやすく、脱ドローン初心者を目指す方には最適なドローンだと思います。

それではレポートを始めます!

 

DIPSへの登録できました!

このHubsan H122D X4 STORMですが、僕がDIPSへ登録申請してみたところ何と申請が無事に通過致しました!

皆さんも是非DIPSへの登録に挑戦してみて下さいね。

 

 

レーシングドローンとは?

皆さんはレーシングドローンをご存じですか?

レーシングドローンは読んで字の如く「ドローンレースに使われるドローン」です。

 

ドローンレースとは「ドローンのジムカーナ」と説明するのがわかりやすいと思います。

決められたコースを高速で飛行するドローンを操り速度と障害物をクリアする正確さを競い合う、それがドローンレースです。

 

しかしそれは僕の様なドローン初心者には敷居が高い世界だと思うのです。

でも少しでもパイロットの気分を味わいたい...そこで僕はまず、REDPAWZ R011と言うFPVカメラ付きのマイクロドローン(ミニドローン)を入手したのです。

 

このマイクロドローン(ミニドローン)も室内で遊んでいる内は良いのですが、やはり屋外で飛ばしてみたいと言う好奇心が出て来ます。

 

そこで屋外で飛ばしてみるのですが小さすぎて機体の前後や位置がよく分からない、ちょっと風が吹けば煽られる、落としたら見つけにくい...などなど不満が段々と蓄積していきます。

 

そしてレーシングドローン入門機、Hubsan H122D X4 STORMに手を出してしまったのでした。

 

レーシングドローン入門機Hubsan H122D X4 STORMとは

いよいよ本題に入ります。

 

僕が入手したHubsan H122D X4 STORMはトイドローンメーカーHubsanがレース参入の布石に投入した(多分…)FPV搭載のレーシングドローン入門機です。

FPVとは
FPVとは「First Person View」の略で、直訳すると「一人称視点」または「最前列からの眺め」と言う意味です。
ドローンレースに使われるドローンには、機体の最前部にカメラが搭載されています。操縦者(ドローンパイロット)はヘッドセットを装着し、そのカメラからの映像を見ながらコースに設置された旗門などをクリアしながら飛行しタイムを競います。

 

ではいつもの様にスペック表です!

メーカー Hubsan
製品名 Hubsan H122D X4 STORM
サイズ 実測 約140mm x 140mm x 95mm
重量(本体のみ)実測 84g
重量(バッテリー搭載時)実測 114g
モーター コアレスモーター
バッテリー 7.6V 710mAh Li-Po
最長飛行時間 約7分
バッテリー充電時間 約150分(USB充電器より専用ケーブル使用)
飛行距離 約100メートル
内蔵カメラ HD 720p マニュアルでチルト可
記録媒体 Micro SD
付属品 本体、リモコン、バッテリー、予備ブレード、ドライバー、USB充電ケーブル
その他 リアルタイム写真・ビデオ撮影可能

以上です。


 

機体や付属品の写真と詳細

では各部を見ていきましょう。

 

先ずはパッケージから。

僕はゴーグル付きを買ってしまったのでこの大きな箱になっています。

中は二つの箱に分かれていて、左がH122D X4 STORM本体、右はヘッドセットになります。

 

H122D X4 STORMの中箱を出してみました!

箱の中に本体がコンパクトに収まっています。ドローンの下にはコントローラーや補修部品が入っています。

 

写真は箱出し直後の写真です。ブレードは2枚羽根、イエローのボディシェルはとても目立ちますよね!

 

因みに重量はバッテリー無しでは84g、バッテリー込みで114g!これはトイドローンの上限の200g以下なので、常識的な場所ならどこでも飛ばす事が出来る機体重量となります。

200gを超えるドローンの飛行は国土交通省が定めた飛行禁止区域が発生します。
そこを飛行させる為には事前の申請が必要にな「無人航空機の飛行ルール」によって管理されています。

 

このH122D X4 STORMは200g以下なので申請の必要が有りません!

 

上段右の写真は後方のアンテナを立てた状態です。

 

シャーシはカーボン製で非常に軽量で硬く折れにくくなっています。万が一折れてしまっても交換パーツが揃っているので全ての部品を一つから交換出来るのです!

 

後方には赤いLEDライトが装備されています。この赤いLEDは機体の前後を識別する為に欠かせないのですが、それだけでは無くH122D X4 STORMのバッテリー状況や本体に挿す事が出来るMicroSDカードの録画状態を点滅で知る事が出来るのです。

 

コントローラーは非常にシンプルです、正にミニドローンのそれと同一だと勘違いしてしまいます。当然操作系はミニドローンと同じなので違和感なく操作出来ると思います。因みに単4電池4本が必要です。

中央部のリッドを開けると電源のLEDとH122D X4 STORMとのペアリング状態を確認出来るLEDがあります。

このリッドはFPVの受像機をマウントする為にも使われます。

 

以下の写真がFPV受像機無しのH122D X4 STORMの付属品全てとなります。

ここに予備バッテリー、交換用ブレードを追加すればレース用ドローンの雰囲気を十分に味わう事が出来るのです。

 

次は受像機「ゴーグル」です。

因みにこれらは「FPVゴーグル」と呼ばれています。

 

この H122D X4 STORM 付属のFPVゴーグルは、かなりの質量があるのです。

単体で売っているFPVゴーグルならば質量を1/3程度に出来るのですが、高性能な物はやはり値段が高いのがネックなのです(大体3万円以上)。

 

H122D X4 STORM 付属のFPVゴーグルは中に液晶ディスプレィのユニットが内蔵されています。それを単体で取り出す事が出来ます。

そして前出のコントローラーのリッドに装着して楽しむ事も可能なのです。



実際の飛行動画をアップロード!

以下に動画をアップロードします。

この映像はH122D X4 STORMに挿入したMicroSDカードに記録した動画です。MicroSDカードはボディ右サイドのスロットに挿入します。

 

僕は録画の為にTOSHIBA microSDHC 32GB Class10 UHS-Iを入手しました!

動画の解像度は素晴らしく、ノイズは全く有りませんね!

 

ただ、FPVでドローンからのリアルタイム映像を受像機で見ると、時々ノイズが発生しています。でも画像自体は基本的に綺麗ですので、FPVとしては操作しやすいと思います。

 

トイドローンREDPAWZ R011などと比べると加速力も速度も異次元の速さです!

このH122D X4 STORMも3段階の速度コントロールが付いていますが、撮影した小さな公園では恐ろしくて最速モードでは飛ばせませんでした

以下は部屋でのアイドリングの動画です。

 

この機体、もっと練習すれば狭い範囲内でも自由にコントロール出来ると思いますしドローンレース用の旗門などもクリア出来る様になると期待しています。


DJI Tello [Ryze Teck Tello]との大きさ比較

ではここでDJI[Ryze Tech] Telloと大きさを比較してみましょう!

 

DJI[Ryze Tech] Telloとは世界最大手のドローンメーカーDJIが販売している安価で小型な空撮用ドローン入門機です。


先ずは2機を並べてみました。プロペラガードが付いているので、Telloはかなり大きく見えますよね!

Telloの左後方の赤いプロペラは、先日飛行中に落下させて紛失した黒いプロペラの代わりに装着してあります。

 

ほぼ真上からの写真です。H122D X4 STORMはアームの長さが短く、その反面ボディ長はTelloの約1.4倍ほど有るのが分かります。

 

H122D X4 STORMとTelloを重ねてみました。

左の写真は真上からです。Telloのアームの肉抜きがよく分かります。しかもTelloのアームはボディに対して斜め前後にほぼ均等に伸びています。これはボディを垂直に飛ばす事が前提の空撮ドローンなので4隅のモーターの対角の中心にボディの重心を持って行きたい為なのでしょうか!

 

逆に H122D X4 STORMのアームはフロントが真横に、リアは斜め後ろに伸びています。レーシングドローンはテールが上がる感じで飛行するのでこの形が取られたのだと思われます。

 

真ん中の写真は正面からです。Telloは逆さに置いてあります。ボディの幅とアームの幅はほぼ同じだと思います。ボディの高さはH122D X4 STORMがTelloの倍ほど有りますね!

 

モーターの大きさは両者共にほぼ同じ大きさなのですが配置の方法が全く違います。

 

右の写真はサイドからです。H122D X4 STORMのシャーシはカーボンでしかも肉抜きされていますね!そして黄色いフードの後方には大きなバッテリーが収まる設計です。

 

バッテリー込みの重量Telloが80gH122D X4 STORMは114gとTelloがかなり軽量です!

飛行時間はTelloは13分前後、H122D X4 STORMは7〜9分ほどです。

 

DJI Telloのモーターは非力でしかもバッテリーが弱いので動力性能は落ちると思います。しかし空撮目的でDJI Telloの軽いボディを安定して飛行させるならばそれで十分だと思います。

 

逆に強力なモーターと大きなバッテリーを搭載したH122D X4 STORM短時間に高出力を絞り出すタイプので正にレース向きだと思います。

 


Hubsan H122D X4 STORMのまとめ

今回紹介したHubsan H122D X4 STORMパワフルでコンパクト、非常に良く出来ていてレース用ドローンとしてはコントロールしやすい機体だと思います。

 

僕は他にも入門用のレーシングドローンWalkera Rodeo 110も所有していますが、コントロール性はこちらのH122D X4 STORMが良いと感じています。(Walkera Rodeo 110はいずれレポートします。)

 

また上で比較しましたが、DJI(Ryze Tech)Telloと比べると両機は根本的に違う種類のドローンだとあらためて再認識出来ました。

Telloは初心者でもホバリングなどが手放しで行えるなど非常に安定していて空撮ドローンの入門機と位置づけられるドローンと思います。

 

DJI TelloはH122D X4 STORMなどのレーシングドローンとはスピードや動きなどは全く違う大人しいドローンなのです。

DJI Telloをメインに使っているユーザーは、いずれ空撮用ドローンDJI Mavic miniやMavic Air。そしてDJI Mavic Proの方向に進んでいくと考えています。

Telloの純正コントローラーなど

Telloもこちらの製品を利用すればFPVレーサーっぽく使えます。

・RyzeTechnology社製の純正専用コントローラーT1d

 

・iPhoneを入れて使うVRゴーグル

安価なタイプ

折畳みタイプ

 

 

 

このH122D X4 STORMプロペラガードがオプションでさえも存在しないのは残念だと思います。

僕は狭い室内で練習していた時に暴走させてしまい、H122D X4 STORMのブレードで肘を襲われてしまいました...まあレース用のドローンにプロペラガードは似合いませんけどね。

 

モーターはコアレスモーターが使われています。ブラシレスモーターで無いのが気になりました...でも初心者にはこのモーターの方が扱いやすいと思います。交換時の価格も安いですから!

 

皆さんも是非この レーシングドローンHubsan H122D X4 STORM ミニドローンでは絶対に感じられないスピードとスリルを味わってみませんか。

追記 破損時の交換部品の入手先情報。

そして部品の安い調達方法はこちらです!

僕が書いたブログ「中華のネットショッピングモールBanggoodの歩き方」を是非見て、部品を安く入手してください。

以下はHubsan H122D X4 STORMの部品のページです。このBanggoodを利用すればHubsan H122D X4 STORMのほぼ全ての部品が安価で入手出来ます!

そしてそこから入手した部品がこちらです!

☆ねわげ

 

今回紹介した製品へのリンク

こちらが Hubsan H122D X4 STORMでFPVヘッドセット無しのモデルです。

現在ではこちらのモデルしか入手できないようです。

こちらはH122D X4 STORMと同クラスのWALKERA Rodeo 110です。

 

 

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