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目次
超小型のFPV(First Position View)付きドローンはドローンレースの入門用か?
FPV付きドローンと聞いて皆さんは直ぐにレース用のドローンを思い浮かべると思います。
レース用ドローンは非常にパワフルで、屋内での練習はほぼ不可能な恐ろしいドローンだと僕は認識しています(僕は実際にドローンに襲われて腕を2カ所切りました)
しかし...もしそれが超小型だったら!?
まずは下のドローンを見てください!
このトイドローンには何とFPVが付いているのです、しかもVR-D1ゴーグル付きでこの価格です!
今回はこの「FPV付きドローンREDPAWZ R011」をレポート致します。
FPV付きドローンの概要
FPV付きドローンはDJI Mavic Pro2などの一般的な「空撮ドローン」(美しい風景をドローンに搭載した高性能カメラで記録する)とは全く違います。
FPVとは(First Parson View)の略です。日本語の意味としては「一人称視点」「最前列からの眺め」と言う感じに解釈されます。
つまりドローンの機体前方にカメラを装着して映像を発信します。その電波をドローンゴーグルで受信し、ゴーグル内の液晶モニタでリアルタイムに再生された映像を見ながらドローンを操縦する...つまり自分がドローンのコックピットに収まって操縦する疑似体験が出来るのです!
ただ、空撮用のドローンと比べると(機種にもよりますが)小型軽量化を目指している為に映像は不鮮明な物が一般的です。
この方式は主にレース用のドローンに使われています。
REDPAWZ R011の仕様と写真
今回レポートする「REDPAWZ R011」は僕が購入した時には日本語マニュアルが付属していませんでした。現在は購入時にメールで頼めば日本語取扱説明書PDFを入手出来ると言うことです。
仕様書は存在しませんが簡単な紹介が有りましたので書いておきます。
ドローン・受信機・ヘッドセットでの素晴らしい飛行体験! | この製品はミニレーシングドローン、リモコン、5.8G FPVゴーグルで構成されています。これらによって、あなたにFPV環境を提供し、よりスリルある飛行を体験できます! |
2.4GHz 6軸ジャイロスコープ | 2.4GHzのリモートコントロール技術にを使い、精密な制御がを実現します。 |
HDカスタマイズVRゴーグル | フレネル光学レンズのズーム機能により没入感を高め、より興奮をもたらします。ワンボタンオートサーチチャンネル機能でミニドローンと簡単に接続出来ます! |
機能 | ヘッドレスモード、360フリップ&ロール、ワンキーリターン、3段階のスピード切り替え機能付き。 |
ドローン使用バッテリー | 3.7V 200mAh 35C Li-poバッテリー |
本体重量(実測) | 本体のみ 20g バッテリー装着時 26g |
コントローラー重量(実測) | コントローラーのみ 71g 乾電池装着後 106g |
VR-D1ゴーグル重量(実測) | ゴーグルのみ 174g ゴーグル+ストラップ+アンテナ 210g |
以上です。
パッケージと内容物
パッケージ写真です。上面と側面にドローン本体がプリントされているので、ドローンの箱だと非常に分かりやすいです。
内容物を並べてみました!パッケージ内容は以下の通りです。
REDPAWZ R011マイクロFPVレーシング(3.7V 200mAh 35C Li-poバッテリー搭載)、リモコン、VR-D1ゴーグル、ストレートポールアンテナ、USB充電ケーブル、USBライン、4×プロペラ(2×CW 2×CCW)、スクリュードライバ、以上です。
REDPAWZ R011本体です。
美しい深紅で押しの強い形をしていますよね!機体上部にはアンテナが見えますが、コレは画像データ送信用のアンテナです。本体コントロール用のアンテナは内部に収納されています。
REDPAWZ R011は非常に軽量です!何と20g...バッテリー込みでも26gしか有りません!これでFPVカメラもマウントしてあるのですから恐ろしい事です。
本体背面とバッテリーです。バッテリーは「リチウムポリマーバッテリー」と言い、通常は「リポバッテリー」と呼ばれています。この種のバッテリーは一気に大きなパワーを生み出すのですがバッテリー持ちが悪いです。
しかも衝撃などを受けると(尖った物で叩いたりする)発火する事も有るらしいので管理をしっかりとしてください。
コントローラーです!
このREDPAWZ R011付属のコントローラーは微調節が出来るように小さなボタンが並んでいますが、基本的には通常のトイドローンと同じようなシンプルなコントローラーです。
スティックの赤いトップ部分は後付けで押し込んで装着するのすが、外れやすいので気を付けてください。
駆動は単4乾電池3本です!
因みにこのコントローラーの左のスロットルは上昇下降と機体の回転、右のスロットルは機体を前後左右に移動させるいわゆる「モード2」に設定されています。
VR-D1ゴーグルです。
これはかなり大きいのですが重量が軽い為(本体174g、本体+ストラップ+アンテナ210g)装着していても疲れは有りません。
さて、このVR-D1ゴーグルと本体のペアリングは自動スキャン方式なのです!
REDPAWZ R011にバッテリーを装着し、VR-D1ゴーグルの電源ボタンを押すと自動的にスキャンが始まり本体からの電波を繋いで画像が見られるようになるのです。
そこでふと考えました...自動スキャンなら他のレース用ドローンのFPVの電波もキャッチ出来るのでは無いのか...早々試したところBINGO!!!!!
僕のHubsan H122D X4 STORMレーシングドローンでも使えました!と言う事はほぼ全てのレース用ドローンに使えると判断しても良いと思います。しかも画像は非常に綺麗で、もしかしたらHubsan H122D付属の巨大なゴーグルよりも画像が綺麗かも知れません!!
これはどう言う事を表すのか...つまりこのREDPAWZ R011を買うと非常に安価にVR-D1ゴーグルが入手出来ると言う事なのです!!!
時間がありましたら実際にHubsan H122D X4 STORMにVR-D1ゴーグルを繋いで飛行させて検証してみたいと思います。
以下の写真をクリックするとHubsan H122D X4 STORMのページに飛びます!
REDPAWZ R011とコントローラーのペアリングから飛行へ!
ではREDPAWZ R011のペアリング方法や飛行の動画などを見ていきましょう!
先ずはいきなりREDPAWZ R011を飛ばした動画です!
REDPAWZ R011とコントローラーのペアリングです。
最初に機体にバッテリーを装着すると機体下方の後方に存在する赤いLEDが激しく点滅を始め、暫くするとゆっくりの点滅に変わります。
次にコントローラーの電源を入れ左のスロットルスティックを一番上から一番下目で下げると本体の赤いLEDの点滅は点灯へと変わります。これで本体とコントローラーのペアリングが完了しました!
以下の動画でご確認ください。
次に本体を平らな場所に置いて左右のコントロールスティックを一番下まで下げてから左右に広げるいわゆる(ハの字型)にすると「ピッ」と言う音がします。
これは本体の水平のキャリブレーションをするキーアサインなのです。
もしREDPAWZ R011が真っ直ぐに上昇しなかった場合には一度このキャリブレーションをやり直してみてくださいね!
スタンバイ時のREDPAWZ R011を上から見ると、アンテナの穴からブルーの点滅を見る事が出来ます。
いよいよREDPAWZ R011のフライトです!
本体を水平な場所に置いたら左のスティック(スロットル)を上に押し上げていきます。すると機体はスッと飛び上がるのです!
本体が軽量なので、スロットルを開けすぎるとあっという間に吹っ飛びますのでご用心を。
ここでVR-D1ゴーグルの画像を見てみましょう!
今回はVR-D1ゴーグルにiPhoneを押しつけて動画を撮影してみました。
僕は最初はVR-D1ゴーグルを装着して飛ばすと目が回るので嫌でした。また自分の位置とREDPAWZ R011の位置関係を中々把握出来なかったので上手くコントロール出来ませんでした。
しかし以前レポートしたドローンシミュレーターなどを利用して練習している内に、ゴーグルをした状態の方が飛ばしやすく感じるようになりました!
今回の動画のようにゴーグルを付けずに飛ばすと方向感覚が狂ってしまうので上手く飛ばせません...でも雰囲気は味わえると思いますので我慢してご視聴ください。
予備バッテリー、その他
今回は予備バッテリーとして「YouCute 240mAh バッテリー6個+充電器」を入手しました!
REDPAWZ R011本体にはリポバッテリーが1個しか付属していないのです...しかも1個で約7分間しか楽しめません。
6個追加すれば合計7個、約40分飛行出来ますね!しかも自動停止装置付きで同時に6個充電出来る充電器付き...コレもまたお勧めなのです。
またVR-D1ゴーグルはUSB(A)〜Micro USBで充電出来ますので、モバイルバッテリーがあればどこにいてもチャージ出来るのです!
FPV付きドローンREDPAWZ R011まとめ
皆さん、小型のFPV付きレーシングドローンREDPAWZ R011如何でしたでしょうか?
まだまだ書きたい事はありますが...結論としてこのREDPAWZ R011はコスパが良く、レース用ドローンの入門用としても部屋でドローンレースの雰囲気を味わうとしても安価で扱いやすいので非常にお勧めのドローンです!!
しかもVR-D1ゴーグルはたのレース用ドローンに流用出来る...コレはとても魅力的だと思います。
皆さんも是非この小型のFPV付きレーシングドローンREDPAWZ R011でドローンレースの雰囲気を味わってみませんか!
☆ねわげ
今回紹介した商品へのリンク
AmazonにやっとREDPAWZ R011が戻ってきました!
こちらのFPVドローンHubsan H122D X4 STORMは少し大きな機体ですが、コントロールしやすいので検討してみては如何でしょうか?
このHubsan H122D X4 STORMの記事は以下をクリックして下さい。