ぼっちキャンプのお供に、折り畳めるコンパクトチェア2品をレビュー！

2019年4月6日 2020年11月27日

ねわげ

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1 コンパクトチェアってどんなもの？
2 2つのコンパクトチェア
- 2.1 SITPACK 2.0　（動画あり）
- 2.2 ロゴス（LOGOS）エアライト・1ポールシート（動画あり）
3 それぞれのコンパクトチェアに座ってみよう！
4 終わりに

☆小さい事は良い事だ！持ち運び便利な2つのコンパクトチェアを動画で解説！

今年のゴールデンウィークは10連休でワクワクしている方も多いでしょう。
そろそろ予定も立てておきたい頃ですね。
ただしどこに行っても混雑は必至...。
特にメジャーなスポットでは長い行列が予想されますから悩みの種ですよね。

｢ドライバーも兼ねてるから余計に疲れるのが目に見えている...｣
と、喜んでばかりも居られない複雑な方もいると思います。

｢どうせ並ぶ事が避けられないなら、少しでも楽に待つ方法はないだろうか…｣
僕も並んで疲れるのが大嫌いなので、何か方法がないか探していたところ、良い製品を見つけたのです。

それはコンパクトに収納可能な「モバイルチェア」です！
今回は代表的な2製品を細かく検証してみます。
それではレポート開始です。

コンパクトチェアってどんなもの？

「コンパクトチェア」と言う言葉はあまり聞かないと思います。コンパクトチェアで検索した時に通常は折りたためる小さな椅子...以下の様な製品がヒットします。

しかし今回は更に更にコンパクト。...そしてそのキーワードは「立ったまま座る」です！

「立ったまま座る」ってどういうこと？と思いますよね(笑)

以下の写真をみてください。

これが「立ったまま座る椅子」です。（奥のLOGOSは取り敢えず座るのですけど）
「何これ？」と思われた方もいると思いますが、これは収納状態なのです。
それではレポートを始めます！

2つのコンパクトチェア

今回紹介するのは2つのコンパクトチェアです。一つは「SITPACK 2.0」もう一つは「ロゴス（LOGOS）エアライト・1ポールシート」です。

「SITPACK 2.0」
SITPACKとはデンマークのデザイン会社が開発したポケットサイズのコンパクトチェアです。人間工学に基づいて緻密に設計されているのでコンパクトで持ち運びやすくあらゆる場面で休憩を楽しめます。

「ロゴス（LOGOS）エアライト・1ポールシート」
ロゴスエアライト・1ポールシートはアウトドア用品の製造販売を手がけるLOGOSから発売されているアウトドアチェアの一つです。
この製品はコンパクトでありながら快適な座り心地を実現し、子供から大人まで使える3段階の高さ調節機構を備えています。

両製品ともそれなりの高さがありますので、通常の「アウトドアチェア」などとは違う魅力があるのです。

スペック表

製品名	SITPACK	LOGOS エアライト・1ポールシート
製造販売	SITPACK	LOGOS
寸法
携帯時
高さ	174mm	330mm
幅	67mm	80mm
奥行き	67mm	80mm
組立時
高さ	755mm〜872mm	280mm,330mm,610mm
幅	337	520
奥行き	67mm	420mm
重量（実測）	555g	392g

以上です。

SITPACK 2.0　（動画あり）

先ずは「SITPACK 2.0」を紹介します。

パッケージは非常に洗練されています。
中には簡易マニュアルに包まれた本体と日本語を含む取扱説明書が同梱されています。

SITPACKの携帯時の形状です。500 mlのビール缶と並べてみましたが、大きさも重さもほぼ同じで出っ張りなども無くスマートな形状なのでカバンやディバックにも簡単に収納できるのです。

いよいよコンパクトチェアに変形させます！
まずは本体の中心線に沿ってパカっと開けます。底面部には何本かの溝が刻まれているのでそこに指を掛けると簡単に開くことが出来ます。すると中からひとまわり小さな筒が現れます。

・座面を固定
中から現れた筒を見ると2つの部品に分かれています。
座面を広げた状態でシールが貼ってある筒を上に押し上げると上にある切り欠き部分が座面の淵に入り込みますので、そのままシールが貼ってある筒を左に回転させると座面が固定されます。
この工程は安全面から非常に大切なので、座面が動かないか、シールを貼ってある筒が回転しないかを必ず何度も確認して下さい！
百聞は一見にしかず...以下の動画をご覧下さい。

・脚を伸ばす
次に脚を伸ばします。伸ばすだけなら黒いラバーの部分を下に引き出せば簡単に伸ばせるのです。しかし...この次の作業も非常に重要です。
脚をよく見ると縦に細い線が走っていますね？それが脚がフリーの時（自由に伸縮する状態）にはそれぞれズレているのです。(赤い線にご注目下さい)

脚を一番下まで伸ばしたらTの部分と一番下の段を持って右回りに強くひねります。
すると先程ずれていた脚の細いラインが上から下まで一直線になるのです！

これで脚がロックされた状態になるのです。
その後地面に立てて上から押さえて脚が沈み込まない事を必ず確認して下さいね！
この作業を怠ると転倒などの事故が起こる可能性も有りますから。

・座面を少し下げる
この状態で座ってみて「高いな」と感じたら、このSITPACKは一段だけ高さを下げることができるので調節してみましょう。
Ｔの部分の直ぐ下の一段目だけを収納して座ることができるのです。
T字とその一段下を持って左回りに回します！するとこの段だけロックが外れるのでTの部分を押し込んで座って下さい。

・SITPACKの収納方法
SITPACKは簡単に収納することが出来ます
先ずは一番下の段とT字の部分を持って左回りに回します。すると脚の部分が全てフリーになるので最下部のラバーを持って押し込みます。
次にT字部分のシールが貼ってある部分を持ってやはり左周りにひねります。そして座面を支えているコの字型の部品を押し下げて座面部分を閉めながら中身を全て収めれば収納完了です！

ロゴス（LOGOS）エアライト・1ポールシート（動画あり）

ロゴスエアライト・1ポールシート（以下1ポールシート）はSITPACKと同じで「1本足」です。そして座面が広く丈夫な布製で作られていてとても座りやすいのです！

しかし座面はかなり低く作られているのです。

パッケージは如何にもアウトドアを意識した、と言うか飾り気のないダンボールに製品の写真入りシールが貼られているだけです。
中には本体と取扱説明書が同梱されているだけでした。

・部品を取り出す
では部品を取り出してみます。
先ずは本体に巻かれているストラップを外します。そして収納袋をひっくり返しながら脚の部分を取り出します。
この1ポールシートは前出のSITPACKと違って「脚と座面」の2つの部品から構成されています。

・脚を組み立てる
次は脚の組み立てです。
座面は脚に取り付けられた3本の金属で支えられます。脚と座面を支える金属はゴムで取り付けられています。動画を見ていただければ分かりますが、この取り付け方式だと部品が無くならないのでとても良い構造だと思います。

・カバーを収納する
1ポールシートが収められていた袋は座面に縫い付けられています。動画のように丸めて座面のポケットに収納してジッパーで閉める...やはりアウトドア製品を作り慣れているロゴスの製品ですね！

・座面に脚を取り付ける
さて、実は1ポールシートの組み立ての最大の難所がこの「座面に脚を取り付ける」作業なのです。
何しろ座面の生地が厚くて伸びないので、座面に付けられた3箇所の小さなポケットに脚の部品がなかなか取り付けられないのです。
僕がかなりの力で押し込んでやっと3箇所入れられた位に硬い。多分女性や子供は一人では組み上げられないと思います。
何度も使っていれば座面の布や小さなポケットの生地が伸びて簡単に組み立てられる様になるかもしれませんが...。

それぞれのコンパクトチェアに座ってみよう！

実際にSITPACKと1ポールシートに座ってみました。

先ずはSITPACKです。
写真を見ていただいても分かりますが、コレは例えば「ガードレールや壁にちょっと座っている」と言う感じです。

左が最長の状態で右が一段収納した状態です。

脚が少しだけ前方に、そしてSITPACK本体はかなり後方に出てしまっていますね、上手く座れば設置の面積はそれ程広く必要としませんが...。
座面が高いのでSITPACKにちょっと体重を掛けてもたれている感じですが、もし背後を歩かれててSITPACKに足を引っ掛けられる恐れもあります。
しかも座面がツルリとしているのでズボンやスカートの生地の素材によっては滑りやすいと思います。（これは100圴で両面テープ付きのフェルトクッションなどを切って貼り付ければ簡単に解決します。）
この製品は背後に人が歩かない場所、屋外コンサートやドローンの操縦などのシチュエーションで使うのが良いと思います