ラトックの2.5インチレイドケースRS-EC22-U3RにSSDを載せれば無音・高速の高性能HDD(SSD)が手に入る!

皆さん外付けHDDはどこのメーカーをお使いですか?

僕は主にRATOC (ラトックシステム)さんのRAIDケース3.5インチ用(下の写真の左側です)をミラーリングで使っています。

今回は480GBのCrucial 製SSD BX5002台を安価に入手出来たので、RATOCの2.5インチ用レイドケースRS-EC22-U3Rを購入してみました!

この2.5インチRAIDケースの上方はネットで余り見つかりませんでしたので(僕が調べた範囲ですが)今回はなるべく分かりやすい情報を提供するつもりです。

それでは始めます!

 

RAID(レイド)システムとは?

先ずRAID(レイド)システムの説明から始めます。

RAID(レイド)システムとは複数のハードディクス(またはSSD)を組み合わせて容量を増やしたり高速化したり、また障害への安全性を高めたり高速化を目指したりする仕組みです。

この仕組みは通常サーバーなどで使われる事が多いようです。また個人では最近NAS(ネットワークアタッチトストレージ)として使われる事が多いです。

※ NASは簡単に言うと(パソコンに直接繋がないで家庭内ネットワーク回線の途中に接続して、家族の誰もがシェアが出来るストレージHDD)です。以下の写真は僕が使っているQNAPと言う会社のNASです。

RAIDの組み合わせには幾つかありますが、パーソナルユーザーはRAID1を利用する事をお勧めします。

RAID0(ストライピング)

RAID0は2台のハードディスク(またはSSD)に交互にデータを書き込む事(分散書き込み)により書き込み速度の向上を目指します。RAID0の別名の(ストライピング)と言う名前は交互に書き込む様子を縞模様と表現したのだと思います。

2台のHDDを組み合わせるので非常に高速です。またその容量は2台のHDDを合計した物になります。(500GBのHDD2台をRAID0で組んだ時の容量は1TBです)

問題は2台のHDDに交互にデータを書き込むので、もしどちらか1台のHDDが壊れた時にはデータの書き出しが出来なくなってしまいます。これは非常にリスキーです。

RAID1(ミラーリング)

RAID1は2台のHDDに同時に同じデータを書き込む仕組みです。これをミラーリングと言います!

これは通常のHDDと使い方が同じなので速度は向上しませんが、どちらかのHDDが故障したとしてももう1台にも同じデータが書き込まれているのでデータ消失の被害はありません!

その場合は壊れたHDDを外して新しいHDDを挿入するだけで、助かった方のHDDから新しいHDDに自動的にデータが

書き込まれます。非常に安全性が高いのです!

SINGLE(HDDまたはSSDの個別使用)

SINGLEはRAIDケースに挿入した2台のHDD(又はSSD)を異なるドライブとして使用します。

RAIDケースをパソコンに繋ぐとパソコン上には2台のHDDが現れます。

JBOD(スパンニング)

JBODはRAIDケースに挿入した2台のHDDを結合して1台の大容量ディスクに見せるモードです。

RAID0との違いはJBODはデータをただ単純に書き込んでいくだけ(分散書き込みしない)なので、速度は通常のHDDと変わらなくなります。ただ1台のHDD が壊れても、他の1台に書き込まれた内容だけは助かります。

以上RAIDの説明でした。

以下はQNAPのプライベートクラウドおよびホームエンターテイメント向けNAS QNAP TS-228Aです!

ラトックのRAID対応のハードディスクケースとは

僕が今まで利用していたRATOC (ラトックシステム)さんのRAIDケースは3.5インチHDD用のRS-EC32-U31Rでした。もちろん2.5インチHDDも使おうと思えば使えますが、やはり筐体が無駄に大きくなってしまいます。

今回は折角2.5インチのSSDを2台入手出来たので、 2.5インチ専用のレイドケースRS-EC22-U3Rを入手したのでした。

僕が所有している3.5インチバージョンのレイドケースRS-EC32-U31Rと比べてみました!RS-EC22-U3Rは縦横は小さいのですが奥行きは案外変わりませんね。

 

3.5インチバージョンRS-EC32-U31Rと本製品RS-EC22-U3R、そしてシングルHDDの比較です。

シングルHDDの小ささが際立っていますね!

 

以下はRS-EC22-U3Rと2.5インチシングルHDD、そしてiPhone6との比較写真です。

RS-EC22-U3RはシングルHDDと比べると厚みがかなりあるのです。

 

次章で内部構造の写真を載せますが、本体の底部にはかなり広いスペースが空けてあるのです。この空間部分は冷却の為なのでしょうか?


ビックカメラ.com

RS-EC22-U3Rのスペック

いつもの様にRS-EC22-U3Rの簡単なスペック表を載せてみます。

名称 USB3.0/2.0 RAIDケース(2.5インチHDD/SSD 2台使用)
型番 RS-EC22-U3R
動作モード RAID0、RAID1、JBOD、SINGLE
対応HDD 2.5インチ SATA HDD・SSD
 HDDサイズ 7mm/9.5mm/12.5mm 厚全てに対応
対応ファイルシステム NTSF、FAT32、exFAT、HFS+
転送速度(理論値) SuperSpeed 5Gbps、Hight-Speed 480Mbps
電源連動  対応(デフォルトでは無効)
外形寸法 89mm×55mm×141mm
重量(実測) 362g
素材 アルミ、プラスチック(ABS樹脂)、鋼板
ソフトウエア Mac/Windows共用 RATOC RAID監視マネージャー
ソフトウエア Windows RATOC Fast USB (高速化ドライバー)
付属品 本体、USB3.0ケーブル、電源、電源ケーブル、ネジ、保証書、取説

以上です。

表にもありますが、7mm/9.5mm/12.5mm 厚全てに対応と言うのも素晴らしいと思います。ただ、本体内部の空きスペースが大きいので、出来るなら15mm厚の2.5インチHDDも使えればさらに良いと思いました。

RS-EC22-U3Rの写真と説明

それでは詳細な写真です。先ずは開封までです。

こちらがRS-EC22-U3Rのパッケージです!非常にコンパクトにまとめられています。

以下は内容物の写真です。

USB3.0のケーブルや電源、ハードディスク(SSD)取り付け用のネジ、保証書が入っていました。

このRS-EC22-U3Rはセルフパワー専用です!残念ながら本体だけで駆動させるバスパワーには対応していません。

 

以下は外観です。写真を見て頂いても分かる様に非常にコンパクトに出来ています。

筐体は金属製、前面パネルは樹脂製です。後面にインターフェースが集中していますね!上面の後方にアクセスランプなどが配置されています。

 

本体の樹脂製前面カバーを開けるとビニール袋に入れられたHDD挿入用のハードディスクマウントユニット2つが納められています。

3枚目の写真はマウントユニットをケースに収めた状態です。RS-EC22-U3R下部にはかなり大きな空間が空いています。RS-EC22-U3Rに冷却用のファンは付いていません。コレは冷却の為のスペースなのでしょうか?



crucial BX500のスペックなど

ここで今回のRS-EC22-U3Rに挿入してレイドを組むSSD、Crucial BX500をご紹介します!

Crucialは米国のマイクロン・テクノロジ(Micron Technology)参加のレキサー・メディア(Lexar Media)が製造しているSSDのブランドになります

Crucial BX500はコストパフォーマンスを重視したSATA対応のSSDです。非常に安価で高性能のSSDなのです!

スペックは超簡単に書きますね!

型番 CT480BX500SSD1
シリーズ BX500
メーカー Crucial
ストレージタイプ SSD
容量 480GB
発売日 2018/10/14

以上です。

RS-EC22-U3Rの組み上げ

それではいよいよRS-EC22-U3Rの組み上げです。

最初は2つのハードディスクマウントユニットにSSDを取り付けます。SSDのサイドに2つずつ空いているネジ穴に、RS-EC22-U3R付属のプラス皿ねじで固定します。

 

次にハードディスクマウントユニットに装着したSSDをRS-EC22-U3R本体に納めます。

この作業は非常に簡単で、ケース内のレールに沿わせてハードディスクマウントユニットを一番奥まで押し込むだけです。しかしこの時かなり強く押し込まないと、ケース前面の蓋を閉める時に蓋が変形してしまうので要注意です!

以上でRS-EC22-U3Rの組み上げ作業は終わりです。



RS-EC22-U3Rの初期設定!

いよいよRS-EC22-U3Rの初期設定です。

最初はRAIDの設定をしなければなりません...これを忘れるとデフォルトの「single」でSSD をマウントしてしまいます。この作業が終わるまでは絶対にパソコンに繋がないで下さいね!

先ずは電源ケーブルだけを繋いだ状態で電源スイッチを入れて下さい。

次に先端の細いピンなどで本体の右、USBケーブルの上のDIPスイッチの直ぐ上にある丸い「モード選択ボタン」を長押しして下さい。すると本体下部の4つの「動作モードLED」が一度全て点灯し、初期設定の「SINGLEのLEDランプ」だけ点灯し動作モードの選択状態になります。

次に先程押した「モード選択ボタン」を押すと、その度に「動作モードLED」の点灯が順番に右側に移動します。そして「動作モードLED」を今回選択するRAID0の場所に移動させます!

最後にまた丸い「モード選択ボタン」を長押しして動作モードの選択から抜けて下さい。「動作モードLED」がRAID0のまま点灯している事を必ず確認し、違っていたらまた最初から設定し直して下さいね。

 

以降はパソコン上での作業になります。

僕はMACユーザーですのでWinユーザーさんは「HDDの初期化」を調べて実行して下さいね!

まず電源を落としたRS-EC22-U3RにUSBBケーブルを繋ぎパソコンと接続します。

次にRS-EC22-U3Rの電源ボタンを押して下さい!画面に以下の表示が出ると思います。

3つのボタンから「初期化」を選ぶと「ディスクユーティリティー」が起動します。

以下は「ディスクユーティリティー」のウィンドウですが、そこから以下の表示のHDDを選択します。

すると以下の画面になりますので「消去」のタブを選んで下さい。

フォーマットは以下の写真では「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」になっていますが、新しいOS 「High Sierra」や「Mojave」などでは「APFS」というフォーマットが選べますのでそれを選択し下部にある「消去」ボタンを押して下さいね。

ると以下のワーニングが出ます、構わず「消去」ボタンを押してフォーマットを完了させて下さい。

フォーマットが終了するとディスクトップに「名称未設定」と言う空のドライブが現れます。

以上でRS-EC22-U3Rの初期設定は終了です。

RS-EC22-U3RとシングルHDDの速度テスト

ここでは僕が今まで使用していた「東芝製1TBのHDD」を搭載した普通の2.5インチのHDDと「500GBのCrucial製SSD BX500」2台でRAID0を組んだRS-EC22-U3Rとの速度比較をしてみます。

僕は皆さんの様なベンチマークのアプリがありませんので手動で比較させて頂きます。

{今回のテストはちょっと不公平なのです...本来ならば通常のシングルのHDDケースにもCrucial製SSD BX500を挿入してテストするべきなのですが、今回時間が無かったのでこの状態で比べます。後日今度は両者に同じSSD を積んで再テストをするつもりなので、皆さんご了承下さい。}

ではテスト開始です!

テスト方法はパソコンにRS-EC22-U3RとシングルHDDを順次接続し、MacBook Air上にある約50MBのムービーファイルをそれぞれに転送してタイムを計ります。

先ずはORICOと言うUSB3.0対応のシングルHDDです。

以下のムービーでご確認下さい! (途中で早送りしています。)

約3分56秒掛かっていますね。

 

次はいよいよRS-EC22-U3Rです。

やはりムービーでご確認下さい!

約1分02秒で終わっています。1/3の時間で作業終了です!

この結果をどう見るのか...皆さん次第です。

 

RATOC RS-EC22-U3R、まとめ

今回は2.5インチRATOC RAIDケースRS-EC22-U3Rをレポートしてみました。

このケースRS-EC22-U3RはSSDを使えば速度が速く静かです(今回SSDを使ったので全くの無音でした!)しかも高速で軽量、また非常に強固に作られています。

以前ラトックシステムのサポートさんに3.5インチ用レイドケースの質問をしてみました。とても親切丁寧に、そして的確なアドバイスを頂き非常に安心しました。

皆様、もし複数のSSDを入手されましたら是非このRS-EC22-U3Rをぜひご検討下さい。

また、RAID1(ミラーリング)で使用すれば安全かつ静かなバックアップシステムが構築出来ますよ!

☆ねわげ

今回レポートした2.5インチHDD(SSD)用レイドケース、ラトックシステムズ RS-EC22-U3Rですが、残念ながら現在アマゾンなどで入手出来なくなってしまいました。

代わりにStarTech.com社製の2.5インチSATAレイドケースのリンクを張っておきます。

この製品はRS-EC22-U3Rと性能も価格も殆ど変わりません。

こちらはラトックシステムズの3.5インチHDD用レイドケース、ラトックシステムズ RS-EC32-U31Rです!

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