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特殊なキー配列の薄型キーボードKeychron K11 Proを試してみる。
皆さんはどんな配列(キーの並び)のキーボードを使っていますか?
例えば英語配列、日本語配列と色々ありますね。
今回僕は特殊なキー配列のキーボードであるKeychron K11 Proを入手しました。
僕はこのタイプのエルゴノミクスキーボードには、大昔にAppleが販売していた頃から興味があったのです。
しかし実際に入手しようと思っても、何となく躊躇してしまっていたのですが...今回のKeychron K11 Proは我慢出来ずにポチってしまいました。
それではAlice配列のキーボード、楽しんでみます!
・エルゴノミクス配列のキーボードを使ってみたい
・AliceレイアウトのKeychron K11 Proの使いやすさを試す
色々な配列が存在する現在のキーボード
キーボードにはかなり以前から分割キーボードやエルゴノミクス配列の変形キーボードが存在していました。
エルゴノミクスキーボードは、従来のキーボードよりも手や腕の自然な姿勢を保つことを意図して設計されたキーボードです。
通常、キーが分割され、手首の角度を最適化するために傾斜や曲線が設けられています。
これにより、長時間のキーボード操作による手や腕の負担を軽減し、快適な入力体験を提供します。
キーボードの配列にはいくつかの種類があります。代表的なものを以下に挙げます
1. QWERTY配列: 最も一般的で広く使われているキーボード配列で、英語圏を中心に多くの国で採用されています。
2. AZERTY配列: フランス語圏で使われるキーボード配列で、QWERTYとは異なる特定の文字の配置があります。
3. Dvorak配列: クリエイターのAugust Dvorakによって設計された配列で、QWERTYよりもタイピングの効率性が高いとされています。
4. Colemak配列: Dvorak配列に似た配列で、タイピングの効率性を向上させることを目的としています。
5. テンキーレス配列: テンキー(数字キーの区画)を省略し、キーボード全体をコンパクトにしたもの。
6. HHKB(Happy Hacking Keyboard)配列: キーボードをコンパクトにし、タイピング効率を向上させるために設計された特殊な配列。
これらは一般的な物ですが、他にもさまざまな地域や言語に特化したキーボード配列が存在します。
今回紹介するKeychron K11 ProはAliceと言う配列のキーボードなのです。
Alice 配列って何?
Keychron K11 ProはAliceと呼ばれる配列をしています。
ではそのAlice配列と言うのはどう言った配列なのでしょうか?
Alice配列キーボードはエルゴノミクスキーボードレイアウトの一種で、通常のキーボードとは異なりキーの配置や配置方法が独自の設計に基づいています。
Alice配列キーボードは通常のQWERTY配列やその他の一般的なキーボードレイアウトと比較して、タイピングの効率性や快適さを向上させることを目的としています。このようなキーボードはプログラマーやタイピストなど、長時間キーボードを使用するユーザーによって好まれることがあります。
以下にAlice配列の詳細を記します。
Alice配列は、コンピュータのキーボード上での文字の配置を変更し、より効率的な入力を可能にするために設計された配列です。
この配列は、ロシアのプログラマであるオレグ・イルシコフ(Oleg M. Iljichov)によって提案されました。
彼は1991年にこのアイデアを公開しました。
Alice配列は、通常のQWERTY配列よりもキー間の移動が少なく、同じ指を連続して使う必要が減るなどの特徴があります。
これにより、タイピングの効率が向上し、手の負担が軽減されるとされています。
以上です。
Keychro K11 Proとは?
Keychro K11 ProはKeychronが販売しているAlice配列の薄型のキーボードです。
以下のロゴをクリックするとKeychron JapanのHPに飛びます。
Keychron Japanは全商品が送料無料です。
ではKeychro K11 Proはどんなキーボードなのでしょうか?
以下はメーカーHPからの抜粋です。
Keychron K11 Proは、65%Aliceレイアウトを採用した初の薄型QMK/VIAワイヤレスカスタムメカニカルキーボードです。
ダブルショットPBTキーキャップやロータリーエンコーダーノブなど、人間工学に基づいたタイピング体験を提供し、生産性を最大化するプレミアムな機能を多数搭載しています!
Keychron K11 ProはWindowsとmacOSの両方に対応しています。
またGateronロープロファイルMXメカニカルスイッチを使用し、簡単にホットスワップが可能です。(RGBバックライトホットスワッパブルバージョンのみ)
Keychro K11 Proの仕様
以下にKeychro K11 Proの仕様を貼付します。
製品名 | Keychro K11 Pro |
キー数 | 68 (65%) |
スイッチ | Gateronロープロファイルメカニカルスイッチ |
マルチメディアキーの数 | 12 |
フレーム素材 | ABS+アルミフレーム |
キーキャップ材質 | ロープロファイルダブルショットPBT |
レイアウト | ANSI |
ポーリングレート(有線モード) | 1000Hz |
ポーリングレート(ワイヤレス) | 90Hz |
Nキーロールオーバー(NKRO) | ワイヤレス・モード、ワイヤード・モードともに対応 |
バックライト | 22種類のRGBバックライトに加え、無限の可能性 |
バッテリー | 2000 mAh 充電式リチウムポリマーバッテリー |
BT作業時間(バックライトオフ) | 最大100時間(ラボテスト結果は、実際の使用によって異なる場合があります。) |
BT作業時間(RGB) | 最高 33 時間(最も低い明るさ) |
接続方法 | Bluetooth、Type-Cケーブル |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
対応システム | macOS/iOS/iPad OS Windows/Linux |
寸法 | 346 x 115 mm |
重量 | 510 g |
キーキャップを含む高さ(前面) | 20.7 mm |
キーキャップを含む高さ(背面) | 29 mm |
以上です。
写真で見るKeychron K11 Pro
ここからは写真でKeychron K11 Proを見ていきましょう。
・パッケージ
毎度お馴染み、Keychronキーボード共通の黒いパッケージですね。
・同梱物(付属品)
以下の物が同梱してありました。
・本体
・USBケーブル
・キーキャップ外し工具
・キースイッチ外し工具
・マニュアル
・Windows用キーキャップ
・Quick Staert Guide
Keychron K11 Proの詳細
ここからはKeychron K11 Proの詳細を見ていきましょう。
・本体
K11 Proは薄型(ロープロファイル)のメカニカルキーボードです。
本体もキーキャップもかなり薄いのです。
本体上下
本体前後左右
本体底面には本体の角度を3段階に変更できる足が装備されています。
・切り替えスイッチとコネクタ
後面には切り替えスイッチとUSBのコネクタが装備されています。
スイッチは「Bluetooth・OFF・Cable」と「Win/Android・Mac/iOS」のそれぞれを切り替えます。
USBコネクタはUSB Type-Cです。
・Alice配列
キー配列はAlice配列。
キーは中央部分で分断されてV字型に配置されています。
このK11 Proに手を添えてみると分かるのですが、手を自然な形に置けるのです。
K11 ProとK1 Proを比べてみましょう。
K11 Proの方が手首を殆ど曲げる事なく打鍵出来ますので、当然手首への負担は軽減されます。
これがAlice配列の最大の利点だと思います。
・キーキャップ
キーキャップはK1 Proと同じ「ロープロファイルダブルショットPBT」が使われています。(下がK11 Pro)
・キースイッチ
今回のキースイッチは「GateronロープロファイルメカニカルスイッチMX2.0」の青軸を選択しました。
・ノブ
K11 ProにはK1 Proには無かったノブが装備されています。
このノブはデフォルトで「左右回転/ボリューム」「押し込み/ミュート」に設定されていますが、後で変更もできます。
・カーソルキー
カーソルキーは右shiftキーの隣、若干ズレた場所に設置してあります。
慣れれば十分に押し易いです。
・ファンクションキー
ファンクションキーはキーキャップには刻印されていませんが、数字キーに設定されています。
「fn1」 「fn2」キーと組み合わせて使用します。
Keychron K11 Proの打鍵感を試す
それではKeychron K11 Proの打鍵感を確かめてみましょう。
今回は以前紹介した、同じ青軸のKeychron K7と比較します。
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今回入手したKeychron K11 ProはGateron MX2.0の青軸です。
比較するKeychron K7は古いタイプの青軸なので、厳密な比較ではありません。
両機共にタイピングアプリのe-Typistをそれぞれ4回繰り返して打鍵感を確認します。
先ずはKeychron K11 Proの動画です。
次にKeychron K7の動画を貼付します。
如何ですか?
両機共に青軸なのでカチカチと言う音がします。その音もK11 Proの方が音が若干小さい感じがしました。
打鍵感はKeychron K11 Proの青軸の方が、キーを押した時の反発が強く感じられました。
これにはちょっとした問題がありました、長時間打鍵していると指が疲れてしまうのです。
以下の表を見て下さい。
青軸のOperation forceが65+15gfとなっています。
前回レポートしたK1 Proで選択した赤軸は案外楽に押せていたのに気が付きました。
ただ反発が強めの青軸ならミスタッチが少なくなり、打ち間違いは圧倒的に少なくなるのが長所です。キーを完全に押し込まなければ入力されませんからね。
この問題も慣れてくれば解決すると考えています。
しかし驚くべき事が。
e-Typistのスコアが通常配列のK7に比べ、Alice配列のKeychron K11 Proの方がかなり良かったのです。
この結果は完全に予想外でした!
まだ慣れていないAlice配列が、こんなに打ち易いのかと正直驚きました。
これは僕だけの感覚かも知れませんし、使ってみてもなかなか慣れない方もいると思います。
まあ僕も実際に使ってみるまでは分からなかった事ですから。
Alice配列のKeychron K11 Proでブラインドタッチが出来そうな気が...。
皆さんKeychron K11 Proは如何でしたか?
前項でも書きましたが、僕にはこのAlice配列のキーボードが体に合っていたのだと思います。
僕自身のKeychron K11 Proに対する評価はとても高いです。
もしかしたら憧れのブラインドタッチが高いレベルで実現できるかも知れない...とウキウキしています。
近々キースイッチを赤軸に変えて、もう一度打鍵テストをしてみたいとも思っています。
皆さんも家電店などでこの配列のキーボードを見かけたら是非触ってみて下さい。
そしてもし使い易いと感じたならそれは最高の体験の入り口かも知れませんよ。
☆ねわげ
今回紹介した製品へのリンク
以下のそれぞれの写真をクリックすると、Keychron Japanのその製品の販売ページに飛びます。
Keychron Japanは全商品が送料無料です。
こちらが今回紹介したKeychron K11 Proです。
これは前回紹介したKeychron K1 Proです。
こちらはKeychronのAlice配列キーボード、75%のKeychron Q10 Proです。
こちらもAlice配列ですが、テンキーが付いた96%のKeychron Q13 Proです。
Alice配列で一番安価なKeychron V8です。
V8にファンクションキーが装備されたKeychron K10です。