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目次
脱ビギナー!室内から屋外パイロットへのステップアップに最適なHS370
毎日コロナのお陰で自粛の日々です、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕も家の中でグダグダしている毎日を送っています。
今回は先日HolyStone社から提供して頂いたHolyStone HS370をレポートしたいと思います。
このHS370は2019年8月21日に発売されたHolyStone Toysの新型機種です。
またHS370は[Amazon's Choice]にも選ばれている、とても人気のあるトイドローンなのです。
それではレポートを開始します。
(HS370の飛行は自粛が解除されてから撮影しました)
完成度もグレードアップ!HS370のスペックは?
僕はHolyStoneを始め色々なドローンを入手しています。また、
時々Amazonなどを覗いて新しいドローンをチェックしています。
トイドローンHS370は少し前から注目していました。
HS210よりもパワーがありそうだと思ったのです。
まあでも値段からして普通の入門用トイドローンだと思っていました。
しかし製品が届いて非常に驚きました。
何故ならばHS370のクオリティが異様に高かったからです!
機体の丁寧な造りと素直な飛行性能などなど、HolyStone社にはいつも驚かされます。
HS370のスペック表
以下にHS370のスペック表を掲載します。
型番 | HS370 |
製造販売 | HolyStone Toys |
重量 バッテリー無し (実測) | 31g |
重量 バッテリー有り (実測) | 45g |
本体サイズ | 178×170×34mm |
最大飛行時間 | 約11分(バッテリー1個につき) |
バッテリー容量 | 3.7V 450mAh |
送信機操作距離 | 最大50-60m(障害物なし、干渉なし) |
カメラレンズ角度 | 60° |
画素数 | 1280×720P |
リアルタイム伝送距離 | 20-30メートル(障害物なし、干渉なし) |
写真ファイル形式 | JPEG |
動画ファイル形式 | AVI |
以上です。
HS370のパッケージの開封と機体の詳細
それではパッケージの開封から本体・付属品を見ていきましょう。
パッケージと本体の詳細
パケージは小さ目です。Holy Stoneっぽい綺麗なデザインですね。
パッケージの中には透明なケースに本体やコントローラー、バッテリーがコンパクトに納められています。
HS370の本体を手に持つと、その軽さに驚かされます。
また塗装もブラックのボディに赤いペイント、非常にセンスが良いです。
3面から見た写真です。とても緻密に作られているのが分かりますよね。
内容物です。
本体下部から見ると小さなネジが14本も使われていました、接着やはめ込みが多い安っぽいドローンとの違いは明白です。
また機体の加工精度は非常に高いです。
例えばバッテリーを挿入すると全く隙間なく収まるのでとても気分が良いですし、簡単には脱落しないだろうと言う安心感があります。
コントローラーの詳細 (動画あり)
コントローラーは少し変わっています、すべてのスイッチが上面に集約されていますね!
実際に使ってみると案外使い易いことが分かりました。
ただ、使い込まないと操作を間違えることが有るので要注意です。
電源は単4電池2個です。とても省エネですね!
コントローラーの上方に突起があります。ここを外してスマホマウントアダプターを取り付ける事ができます。
機体とスマホ、コントローラーのペアリングと飛行まで(動画あり)
それではアプリのダウンロードからスマホ、コントローラーとのペアリングをご説明します。
機体とスマホの接続は簡単!
次に機体とスマホをペアリングしてみましょう。
この作業は難しく思えますが、大抵のドローンは簡単にペアリングできる様に工夫をしています。
そしてトイドローン一般に言えることですが、スマホとぺアリングして初めてドローンのカメラからの映像を見たり録画したり出来る様になります。
・アプリのダウンロード
先ず日本語マニュアルの19ページを開いてください、その下部にQRコードがありますね。
そのQRコードを使ってアプリをダウンロードします。
iPhoneならQRコードをカメラアプリで見ると画面上部にURLが出るので、それをタップすればAppStoeにある専用アプリ「HS FPV V2」のページに飛びますので入手してください。
「HS FPV V2」がディスクトップに現れます。
アプリ「HS FPV V2」で機体とペアリング
次に専用アプリ「HS FPV V2」を使ってHS370とスマホをペアリングします。
先ずHS370の電源を入れ、iPhoneの「設定」を開きWi-Fiを選びます。
その中に「HolyStoneFPV-*****」が見つかるので、それを選択します。
次に先ほどダウンロードした「HS FPV V2」を開きます。
最初のページにはHS310(黒い機体です)の画面が出て来ますので、左に一つスクロールしてください。
するとHS370の機体写真が現れますので最下部のグリーンの丸ボタンを押してください。
画面が切り替わりHS370のカメラからの映像が現れればペアリングは完了です。
HS370のカメラからの映像には左右と上部に色々なアイコンがありますね。
このアイコンの使い方の詳細はアプリのトップページ左下の「Help」アイコンをクリックすると、機体からの画面のアイコンの説明画面が出てきます。
このアプリだけでもHS370のコントロールは出来ます。
しかしHS370の速度が非常に速く反応にも敏感なので、僕はコントローラーでの飛行をお勧めします。
コントローラーとの接続と離陸
機体とコントローラーのペアリングです。
コントローラーと機体の電源を入れ、左のコントロールスティックを上下に動かします。
ペアリング操作はたったこれだけ!
次に左右のコントローラーをハの字(左スティックを左下、右スティックを右下)に押し下げてプロペラを回転させます。
その後左のコントロールスティックを上に押し上げるか、中央やや左寄りの「TAKE OFF」ボタンを押せば飛び上がります。
HS370の長所と短所を探る(動画あり)
では実際に飛行させた感想です。
・ホバリングが安定している
・コントロールスティックからの入力に対して非常に敏感に反応する
・カメラから送られて来る画像がかなり美しい
・コントローラーの電源スイッチが軽すぎる
・機体のランプが後方上部だけなので、高度が上がると前後が分かり難い
・カメラの角度が変えられない
以上です。
・ホバリングが安定しているのはHolyStoneのドローンの特徴でも有ります。
以下の動画はコントローラーを触っていない状態での撮影です。
・HS370は軽いので持ち運びが楽です。しかしそれは風に影響されやすいと言う欠点にも繋がります。
僕は初飛行の時に若干風が吹いている状態で飛行テストをしましたが、す〜っと風下に流されてしまいました。
しかしそれはあくまでもホバリングの時の話で、3段階に切り替えられる速度を最適に選択しておけば姿勢制御は簡単に行えます。
また、基本的に室内専用であるHS210やHS210Proに比べれば、かなり風に強いとも言えます。
・HS370はとてもコントロールしやすい事に驚きました。かなりセンシティブですが...。
コントロールスティックからの反応に忠実に反応してくれるのは嬉しいのですが、ちょっと入力を大きくした時には敏感に反応します。
速度が一番遅いモードでも反応がかなり良いので、初心者は注意が必要です。
・危険回避の為にも、操縦に慣れるまでは室内でも屋外でも付属のプロペラガードの装着をお勧めします。
・このHS370で驚かされるのはカメラから送られてくる動画と静止画像です。
画質はこの価格帯のドローンでは考えられない程に綺麗です!
これは皆さん、是非体験してみて下さい。
静止画はコントラストがハッキリしていて美しいです。
動画も思った以上に精細で驚きました!
ただやはりコントロールがシビアです。風が吹いていたので機体が安定しませんでした。
カメラの角度はHS210Proの様に手動でも良いので上下に変えられたら良かったです。
HolyStoneのミニドローンはスティックから手を離していてもホバリングは安定していますので、繰り返しますがカメラの角度を上下方向に変えられたらまた少し違った使い方(楽しみ方)が出来るのでは無いかと思いました。
DJI Telloとの比較
以前からドローンの紹介記事に書いていますが、DJIから販売されているTelloと言うドローンがあります。
このTelloは発売当時、衝撃的な機能と価格で話題になりました。そして発売から丸2年経った今でもAmazon's Choiceに選ばれているのです。
僕はTelloをトイドローンの性能の基準として新機種と比較しています。
ではHS370がTelloよりも優れた点と劣った点を挙げてみます。(全項の長所・短所と被ります)
・コントローラーが同梱されている(Telloは基本的にスマホでコントロールします。コントローラは別売です)
・価格が安い(Tello のほぼ半分)
・カメラの性能が良い(ドローンの進化はとても早いです)
・バッテリーが2個付いてくる
・軽いので風に弱い
・カメラに手振れ補正が無い(Telloはデジタル手振れ補正が付いています)
・飛行時間が少ない(Telloは機体が大きいのでバッテリー容量も大きいです)
・色々な自動撮影スタイルが無い(Telloは360°撮影や上下にバウンスしながらの撮影などが出来ます)
以上です。
確かにHS370はTelloに劣った部分が幾つか有ります。
しかし写真や動画が綺麗な最新のトイドローンHS370がTelloのほぼ半額で入手出来るのは驚きです!
優れた点と劣った点の両方に「機体の反応が良い・良すぎる」と書きましたが、これは操作に慣れれば解決出来ます。
何しろ反応が良い、良過ぎるので、スティックを入れ過ぎると機体が思わぬ方向に素早く移動してしまいます。
慣れるまでコントロールスティックは慎重に動かしましょう!
逆にこの反応速度に対応出来る様になれば、DJIのMAVIC AIR 2などの中型ドローンやレース用ドローン入門機などの素早い挙動にも対応出来ると思います。
以下に薄暮時に飛行させた動画を貼ります。
かなり暗かったので機体の前後が分かり難く、公園の遊具にぶつかっています。
それにしても暗すぎて機体がよく見えませんね..また撮り直します。
TelloがHS370に完全に優れているのはやはりデジタル方式の手ぶれ補正機能(ジンバル)の搭載でしょう。
これは是非HolyStoneさんに頑張ってもらいたいところです。
屋外でも飛行練習したい初心者にお勧めのHS370!
このHS370は、価格が安いトイドローンと言うカテゴリーで括れない非常にクオリティの高い完成されたドローンと言えます。
HS210やHS210Proで飛行練習を積んだ方ならば、HS370で一ランク上の飛行を楽しめると思います。
空撮ドローンの次のステップへ、屋外での飛行練習にピッタリなHS370。
皆さん、是非一度HS370を飛行させてみてくださいね。
☆ねわげ
今回紹介した商品へのリンク
こちらがHolyStone HS370です。
こちらはHS370よりも小さなカメラ付き超小型ドローンHS210Proです。
こちらはDJIから発売されているDJI (Rize Teck) Telloです。
空撮ドローンのファーストステップ、大人気のDJI MAVIC MINIです。
いつかはこれ、DJI MAVIC AIR 2です。