セラミックス包丁も金属の包丁も研げる、京セラダイヤモンドシャープナーDS-38
毎日使う包丁は切れ味が命、皆さん気持ち良く料理していますか?
包丁を使っていると必ず切れ味が落ちてきますね、そんな時に活躍するのがシャープナー(とぎ器)です。
砥石と違って気軽に研ぐ事ができるので、一家に一台はあると思います。
また最近は百均などでも売っているので、気軽に入手出来ます。
今回紹介するのは電動で、しかも京セラのセラミック包丁が研げる京セラ ダイヤモンドシャープナーDS-38です。
果たして切れ味が落ちまくっている包丁の切れ味が、再度鋭くなるのでしょうか?
それではレポート開始します。
目次
シャープナーと砥石、どう違うの?
僕は時々砥石で包丁を研いでいました。
砥石での研磨は場所も必要で時間もそれなりに掛かりますので、毎回研ぐのは中々出来ないと思います。
そもそも砥石で頻繁に研磨する必要はあるのでしょうか?
そして砥石とシャープナーの研磨の方法には違いがあるのでしょうか?
・砥石で研ぐ場合
砥石での研磨は使用して刃こぼれした刃を削り整える事により切れ味を回復します。
当然時間を掛けて丁寧に研ぐので、刃先は綺麗に整えられて切れ味は長く続きます。
・シャープナーで研ぐ場合
シャープナーはセラミックや金属、ダイヤモンドコートなどで作られています。
その素材で出来たシャープナーで切れ味が落ちた刃を擦る事により「刃先を荒らし」切れ味を回復させます。
シャープナーで刃を(荒らす)と書きました。
実は包丁は使用すればする程に刃先は丸くなっていき、そして切れ味が落ちていくのです。
シャープナーはその丸まった刃をセラミックで擦り、刃を鋸状に荒らす事で一時的に切れ味を回復しているのです。
信じられないかも知れませんが...シャープナーが手元に無い場合には、同じ原理で何と卵の殻に包丁を当てて数回擦ると一時的に切れ味が復活します!
砥石での修正は毎日の様にする必要は無いと考えられますが、一定期間使用した包丁は砥石で研いでリセットする必要が有るのです。
長切れしない?シャープナーの位置付け。
シャープナーは砥石で研ぐ場合と比べて長切れしないイメージがありますね?
僕も包丁の切れが悪くなるとシャープナーで軽く研ぐのですが、やはり切れ味はすぐに落ちてしまいます。
前項でも書いた通り、シャープナーでの研磨で長切れを目指すのは違うと考えられます。
砥石で研ぐのは刃こぼれの修正や錆落としも含めて定期的に研ぎ、普段は使用前の包丁をシャープナーでの研磨で一時的に切れ味を復活させる使い方が良いと思います。
映画の中での高級レストランでお客の目の前で肉を切り分けるシーンを見ると、必ず棒状のシャープナーで包丁を研磨するシーンが見られます。
シャープナー本来の使い方は「長く切れ味を保つ」のでは無く「使用前の研磨」と位置付けて良いのではないでしょうか。
京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38の特徴
いよいよ本題の京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38の特徴を挙げていきます。
・ダイヤモンド砥石
ダイヤモンドはセラミックスより硬いので、金属 (ステンレス、鋼、チタン) の包丁だけでなく、京セラのセラミックナイフも研ぐことができます
・電動パワーでしっかり研ぐ
電動パワーとダイヤモンド砥石で、包丁を本格的にしっかりと研ぎます
・刃こぼれが直せる
京セラ製セラミックナイフなら、刃先が刃こぼれしていても、0.5mm程度のカケであれば、お手入れすることができます
・電動 (乾電池) 式
乾電池 (アルカリ単3乾電池4本使用) は別売りです
・5つの安心・安全
京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38のHPでは5つの安全・安心を謳っています。
・簡単に研げるよう研磨角度を一定に保つナイフガイドスロット
・押すとON、離すとOFFの安全スイッチ構造
・動作やバッテリーパワーが一目でわかるお知らせランプ付
・研ぎクズが飛び出しにくいシャッター構造採用
・研磨時の粉じんが飛び散らない集じんファン内蔵
この京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38のHPで研げるセラミック包丁は京セラ製のものに限定されています。
写真で見る京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38
ここからは京セラ製の電動ダイヤモンドシャープナーを写真で見ていきましょう。
・パッケージ
しっかりとしたパッケージです。
全ての面に製品の説明が書かれています。
・本体と付属品
DS-38本体と同梱物です。
・本体
以下はDS-38の前後左右です。
以下はDS-38の上下です。
・DS-38をiPhone6sと比べてみました、大体の大きさがわかると思います。
DS-38本体の詳細
次にDS-38を細部まで詳細にみていきましょう。
・電源スイッチ
スイッチ部分です。
スイッチを押している間だけシャープナーは動作します。
・本体のLEDランプ
本体上部にLEDランプがあります。
このランプはスイッチを押してDS-38が駆動している間だけグリーンに点灯します。
・電源部
DS-38の電源は乾電池です。
乾電池はアルカリ単3乾電池を4本使用し、本体底部に入れます。
・ガイドスロット部
この透明部分はガイドスロットです、長い矢印が2本見えますね?
この矢印の方向に包丁を10秒掛けてゆっくりと引研ぎします。
ガイドスロットの左右側面に小さな矢印が見えます。
この矢印位置に包丁の顎の部分を合わせてガイドスロットに挿入します。
スロット部は左右2箇所にありますので、包丁の右面と左面をこのスロットに添わして包丁を引き研ぎします。
本体底部には清掃カバーがあります。
清掃カバーを開けると白いセラミック製のシャープナー本体が見えます。
清掃カバー内には吸塵ファンが装備されています。
ダイソーの手動シャープナーを観察する
今回比較する為にダイソーからクイックシャープナーを購入してきましたので、早々に写真で見ていきましょう。
・本体の写真
先ずは前後左右です。
次は上下です。
ダイソーのシャープナーは手動で電池が要らないのでコンパクトに作られています。
・ガード部
ガード部分は透明です。
ガードは簡単に開ける事が出来、掃除がし易くなっています。
・シャープナー部
シャープナー部分を拡大しました。
ダイソー製は正に砥石が使われています。
使用方法はパッケージの裏側に記載されていました。
京セラDS-38の使用準備
京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38を実際に使用する準備です。
と言ってもアルカリ単3乾電池4本を装填するだけなのです。
これで準備完了ですね、とても簡単です。
稼働スイッチを押してみましょう、音はあまり大きくありません。
本体下部の点検口を開けると、安全の為に駆動が停止します。
以下は京セラのDS-38のプロモーション動画です。
京セラDS-38とダイソー製シャープナー、切れ味の比較
京セラのDS-38とダイソー製シャープナーで包丁を研いで、実際の切れ味を比較してみましょう。
今回は私の使っている安い包丁を研いでみます。
今回のテストの流れを紹介します。
・包丁の刃先を砥石で潰す。
・トマトを切る
・シャープナーで研磨する
・トマトを切る
この方法で京セラのDS-38とダイソークイックシャープナー2機種の研ぎ易さと研磨機能を比べてみたいと思います。
ダイソー製 手動シャープナーでの研磨
先ずはダイソー製シャープナーでの研磨です。
以下の動画を見てください。
砥石部分を水で濡らしたら包丁をガードの溝に入れて、7〜8回手前に引く事で包丁は研がれます。
(今回は包丁の刃先を砥石で潰し過ぎたので、余分に研ぐ事になりました)
如何でしょうか?
弾き研ぎする時にかなり抵抗が有りましたが、それが「研いでいる感覚」だと感じました。
抵抗があったので金属の削りカスが砥石に付着するのではないかと予想していましたが、砥石部分は案外綺麗でした。
他メーカーの手動シャープナーも、クイックシャープナーと同じ様な工程で包丁をタッチアップします。
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京セラDS-38での研磨
次は京セラのDS-38です。
先ずは電源スイッチを押します。
モーター音がしてLEDランプがグリーンに点灯したら包丁をガイドの溝に入れ、手動シャープナーと同じ様に静かに何回か手前に引きます。
如何でしょうか?
京セラのDS-38は手動式と違い、力を全く入れなくても研ぐことが出来ます。
これはとても楽ですね!
しかし初めて使うので中々慣れなくて...うまく研げずに時間が掛かってしまいました。
これは多分包丁の刃を砥石で潰し過ぎたので、刃がなかなか付かなかったのが原因では無いかと予想しています。
通常の包丁は刃先が潰れていませんので、もっと短時間にしかも簡単に研げると思います。
点検口を開けると、中には細かい金属のカス(白い粉状の物)が確認できました。
京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-38のまとめ
皆さん京セラ製 電動ダイヤモンドシャープナーDS-38は如何でしたか?
ダイソー製のシャープナーでもかなり研げました。
しかし京セラの電動シャープナーDS-38で研いだ包丁の切れ味はより素晴らしい物でした!
筐体は手動シャープナーに比べると大きめですが、電動なので力も要らずに簡単に研ぎ上げるのが魅力です。
皆さもこの京セラ製 電動ダイヤモンドシャープナーDS-38で包丁を研ぎ、気分良く料理を楽しみましょう。
☆ねわげ
今回紹介した製品へのリンク
こちらが今回紹介した京セラ 電動ダイヤモンドシャープナーDS-38です。
京セラDS-38の上位機種の京セラ電動ダイヤモンドシャープナーDS-50です。
こちらは京セラ製の手動のシャープナーです。