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目次
富士フイルム、モノクロフィルム・ネオパンの販売終了
一昨年あたりからまたフィルムカメラのブームが起きていて、海外では有名ブランドのフィルムの再生産が伝えられて来て「いよいよフィルムの良さが見直されてきた!」と喜んでいた矢先の悲しいニュースでした。
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minolta SR-T101 + FujiFilm Acros100
カラーフィルムからモノクロフィルムへ!
カラー写真とモノクロ写真、皆さんはどちらがお好きですか?
僕は写真を撮り始めた最初の頃は、カラー写真がとても好きでした。
花を撮れば美しい色が、料理を撮れば食材の味まで感じさせる写真が撮れるんだ!と意気込んでいたのです。
その頃は親父のminolta SR-T101とminolta autocordを手に、手当たり次第にカラーで撮影しまくりました!
ある時、雑誌で一枚の写真が目に留まりました。
それはユージン・スミスの「楽園への歩み」と言う一枚でした。
その立体感と陰影の何とも言えぬ素晴らしい描写...そしてその白と黒の世界から色を感じ取れたのでした。
僕はその写真に心を奪われてしまったのです。
それからの僕は、モノクロ写真を見かけると見入ってしまうと言う日々が続きました。
いつかこんな写真を撮ってみたい、光と影だけで表現したい...その思いからかカメラにモノクロフィルムを詰める機会が段々と増えていたのです。
デジカメがメインのカメラになった現在でも、時々モノクロフィルムを詰めた機械式のカメラ一台だけを持って出掛けます。
HASSELBLAD SWC + Ilford DELTA400
LeicaのM3の写りも大好きなのです。
Leica M3 + fomapan Action400
マニュアルカメラで撮影する楽しみ
僕が使うカメラも変わっていきました。
最初はminolta、次はRollei35。VoigtlanderのBessa...そしてLeicaとHasselbladまで。僕はこれらのカメラで撮影してきました。
写真サイトを覗くと「Rollei35にモノクロフィルムは最強!」「ライカはモノクロでこそ味が出る」...そんな言葉を目にしながら僕はカメラ&レンズ沼へズブズブと沈んでいきました。
もちろん素人の僕が撮る写真ですから他人に見せられるクオリティではありません。
でも自分が感じたままにシャッターを押す事の楽しさは今でも変わりありません。
Rollei35 + Kodak T-MAX100
HOLGA + Ilford DELTA100
モノクロでの撮影が楽しい!
カラーで撮影すると色に目が行ってしまいます。色で被写体を表現しようとするのです。
でもモノクロは光と影...自分の頭の中でモノクロに変換して撮影しなければなりません。
最初はそれが出来ませんでした...ファインダーから見える風景はカラーなのですから。
しかしモノクロで撮影を続けていくうちに段々とそれが出来るようになってきました。そうなると撮影がますます面白くなります。
Rollei35 + Kodak T-MAX100
Olympus Chrome6 + Kodak T-MAX100
僕は現在でもFlickrと言う場所に写真をアップロードしています。
僕はFlickrのモノクロ写真のグループに登録しています。
しかしモノクログループの写真は素晴らしい作品ばかりなので、僕の写真には皆さん厳しい評価を下さります...でもそれがまた楽しかった!
そんな出来事が切っ掛けとなって自分自身が好きになる写真を段々と撮れるようになってきた気がしています。
HASSELBLAD SWC + Ilford DELTA100
Leica III f + Kodak T-MAX400
消えゆくモノクロフィルムへの思い
撮影する楽しみを教えてくれたモノクロフィルム!しかし富士フイルムが製造を中止した今、その終焉が近いことを現実として捉えています。
今ではSIGMAのDPシリーズのモノクロモードでも良くモノクロ写真を撮影します、何しろ面白いのです!
しかしやはり何かが違う...あのザラつき感と立体感はモノクロフィルムだからこそ得られる体験なのだと思います。
HASSELBLAD 500C/M + Ilford DELTA 3200
KodakやIlfordはいつまでモノクロフィルムを作り続けてくれるのでしょうか?とても心配です。
出来るのなら永遠に作り続けてほしい、今はそれを願うばかりです。
朗報です!
FujiFilmから何とネオパンが「NEOPAN ACROS 100II」として再販される事になりました!
これは素晴らしい事です。この出来事によってフィルム復活の流れが強まる様、切に願います。