中判のクラシックカメラ、Olympus Chrome Sixの作例とその楽しみ方。

先日中判フィルムのカメラOlympus Chrome Sixを紹介させて頂きました。

今回はそのOlympus Chrome Six(以下Olympus 6)の作例をアップロードしていきたいと思います。

前出のOlympus 6でも書きましたが、マニュアルカメラでの撮影は全て撮影者の自己責任...それなりの知識と経験が必要になると思います。

そしてその「経験」を積み重ねていくと撮影を楽しめるようになり、そして良い写真が撮れた時の喜びと満足感を一度でも味わってしまうとマニュアルカメラからなかなか離れられなくなります。

またその「経験」は、ほぼフルオートで撮影できるデジカメでの撮影時の技術やモチベーションをも高めてくれているのです。

それでは作例を貼っていきます。

 

Kodak 160VC

 



古いフィルムカメラの撮影条件の限界

Olympus 6の様な古いカメラは撮影においてかなり厳しい制限が発生します。

例えばシャッター速度、現在のデジカメでは普通に1/1,000秒~1/4,000秒、中には1/8,000など超高速なシャッタースピードが選べる機種も存在します。

しかし50年以上前のOlympus 6では何と1/200が最速なのです!

これはどう言う事かと言うと、昼間に絞りを開けられないのです。しかも高感度フィルムを使えば益々開けられなくなります。つまり光がフィルムに当たる時間を短く出来ないので露出は必然的に絞って撮影する事になります。すると写真は当然「パンフォーカス」(全ての部分にピントが合い、ボケの無い写真)が多くなってしまうのです。

ですからボケを使いたい時には下の写真の様に早朝や夕景、又は室内や日陰などの絞りを開放に出来るシチュエーションで撮影しなければなりません。

ILFORD DELTA 400

 

ILFORDにはPANF PLUS 50が、RolleiにはRPX 25と言う低感度モノクロフィルムが存在します。クラシックカメラで晴天時に気軽に撮影する場合にはこういったISO感度が100以下のフィルムを使用する事をお勧めします。


 

僕はISO400のザラザラした雰囲気の写真が割と好きなので、撮影時には高感度と低感度のフィルムを半々で使っています。

Kodak BW400CN

 

被写体までの距離もまた自分で測った距離をレンズにある距離環目盛りに反映させなければなりません。

僕は最初はメジャー超音波距離計などを使って距離を測っていました。挙句レーザー距離計を入手するところでした!

しかし日中での撮影は上記の様に絞り環を出来るだけ絞って「パンフォーカス」を使う事が殆どなので、近くの物を撮影する時以外は距離はかなりアバウトで撮影しているのです。

しかもこのOlympus 6は距離環がfeet表示...1feetは約30cmと頭の中で計算しなければなりません。こんな時は距離計付きのファインダーが恋しくなります。

 

Kodak 160VC

 

正方形が作り出す独特な世界観

正方形のフォーマット(スクウェアフォーマット)は見る人に安心感を与えます。しかし始めてこのスクウェアフォーマットで撮影する人は大抵構図で悩んでしまうのです。

通常の写真のフォーマットは長方形ですね!この長編と短編の組み合わせは写真にメリハリを与えるので誰でも使いやすいのです。しかし正方形は高さと幅が同じ為に撮影者はバランスを考えて、どうしても被写体を中心に据えてしまう現象が起きるのです。上の写真もそうですが、これを「日の丸構図」と呼びます。

Kodak 160VC

 

一部の人達はこの「日の丸構図」を馬鹿にすることがあります。しかし逆に考えればメインの被写体を強調する場合「日の丸構図」は最大の武器になるのです。また敢えて被写体を中心からずらす事により独特の表現が生まれるのです!

Kodak BW400CN

 

下の写真はビルの壁面に上向きにカメラを押しつけて撮影してみました。

Kodak BW400CN

 


中判のマニュアルカメラの魅力

皆さん、いかがでしたか?

僕の拙い写真で中判カメラの素晴らしさが少しでも皆さんに伝わったのならとても嬉しいです。

フィルムのカメラのユーザーは確実に減少しています。しかし35mmカメラや中判カメラをメインに使っているユーザーはまだかなりいらっしゃいますし、時々フィルムカメラのブームも起きています!

それは「デジタルで処理された」画像と違う、フィルムの持つ何となくアナログチックで粒子が整列していないアバウトな魅力が有るからだと思います。

また解像度でもネガをスキャンするアプリの設定にもよりますが、デジカメの数倍の解像度も得られるのです。しかしその為には手振れやピンボケは絶対に排除しなければならないのは大前提となるのですが。

Kodak 160VC

 

皆さんも機会がありましたら中古カメラ店に行って金属とガラスの塊の美しさに触れてみてください!

そして是非入手して中判の銀塩カメラの素晴らしさを体験してみて下さいね。

☆ねわげ

マニュアル撮影には欠かせないセコニックの露出計です!

シャッター速度が稼げない時には三脚を利用して下さい!こちらの三脚は非常にコンパクトで持ち運びが便利なのです。何れまたご紹介します!

少しお高いですが、信頼できるマンフロットのカーボン三脚です。

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